これまで少しずつ作業は進めていたものの、オープンイベントとして行うのは約2カ月ぶりの「学校づくり」。2カ月も経つと、すっかり紅葉シーズンで、学校の庭にある大きな柿の木の葉が一気に落ち、校舎となる建物までが柿の葉の道になっています。
さて6日目の今回は、二部屋目の断熱材張りと床板張り。この二部屋目が完成すると、一部屋目と一続きで約14畳の広い板の間が出来上がるのです。廊下を挟んで南側にあるこの二部屋は、寒い冬かつ目の前に小高い山があっても、日中は日が入る暖かい場所になるのです。
(参加者 4名 大人3名、子ども1名)
<保育のプロ>
今回来てくださったのは、20年以上、子どもの保育に関わっている方。大工作業は全くの未経験だし不器用だから、と話していましたが、普段から子どもと関わり、工作などもしているからか、作業を始めてしまえば、次々と進めていました。
作業しつつも子どもが「積み木で遊ぼ」と寄って来れば、ごく自然に子どものペースに合わせて遊ぶ。すごいねえ、おもしろいね、こんなことできるんだね。子どもの持つ可能性を心底から信じているからこそ出てくる言葉の数々。あっという間に、子どもに溶け込んでいました。
<ジビエはどこに隠れてる?>
今回の学校づくりの定番、まかないランチタイムメニューは和食。こんにゃく芋から創った自家製こんにゃくの炒め物(こんにゃくは地元の方からいただきました)、畑で採れた冬大根の胡麻和え、粟の入ったおこわ、ゴボウたっぷりのお吸い物。加えて、お土産で持ってきてくださった藤野のパンをいただきました。
さて、この中の一つはジビエ料理なのです。地元の腕利きの猟師捕った猪の肉が使われています。
<あっという間に暗くなり>
前回から2カ月も経つと、日が暮れるのがとても早い。午後4時には暗くなりはじめ、作業終了です。
とはいえ、途中お茶をしたり、話をしたり、子どもと遊んだりしながらも、予定の断熱材張りを終え、防湿シートも連携プレーで貼り終え、床板を1枚だけ張り、打ち付けるところまではできました。
この場所で、12月1日 日曜日、「バースパーティー」というイベントを行います。これはALiSとしてのイベントではないのですが、この学校となる場所を使って、大人も子どもも、地元の方も遠方の方も集まって過ごせるイベントや催しなども行っていきたいと思っているのです。ここがどんな場所になっていくのか、さまざまな人たちと関わりながら、その人たちと共につくっていきたいと思います。